純情☆デビル
――――で、今は放課後……場所は資料室。


私は真っ黒なオーラをまとったヒャイヌに、迫られておりました…………


「な、何?ヒャイヌ………」


「“何”じゃない!!アンタ修業の方はどうなってんの!?」


ヒャイヌの黄色の目には、ビビりまくりの私がキレイに映り込んでいる。


「イヤ……あの………」


オドオドした返事しか出来ない私を見て、ヒャイヌの怒りメーターは更に上がった。


「今日1日、完全に修業の事忘れてたでしょうアンタ!!」


思いきり図星をつかれて、私は俯いて謝った。


「すみませんでした………」
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