いつか会えるね
しばらく、そうして4人で話していた。

でも、しだいに、女の子同士、男の子同士に別れていく。

だって、佐藤さん、私、真ちゃん、廣田くんの順で並んでるから、真ちゃんと私には会話がなかなかねぇ。

そんな私たちを見て、カンちゃんが言った。

「なんだぁ。すっかり別れて。席替えせぇ。」

その言葉に、佐藤さんを見る。

「あぁ。そうだねぇ。せっかくだし、じゃあ、真ちゃんコッチで、景子ソッチにしよっか。」

真ちゃんを隣りに置きたいの。かな?

おとなしく、私と真ちゃんがチェンジ。

廣田くんの隣りに座る。

あらためて、『はじめまして』をした。



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