いつか会えるね
帽子を目深にかぶり直して、歩道へと歩いた。


出口で、すれ違う人のジーンズとスニーカーが見えた。


「……篠原さん…?」

はいっ?!!


ビクッとした。


ゆっくり、目線を上げた。


「田中さん…。」


なんで、いるんだよー!



って、待ってたんだけどさ…。



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