いつか会えるね
寮の下で、電話をかけた。

「着いたよー。」

『うん。見てたよ。』
非常階段の上から、笑顔がのぞいていた。

急ぎ足で、3階へと登った。

「おつかれさま。」

「うん。」

それだけ言って、あとは、黙って部屋へと急いだ。



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