いつか会えるね
「あぁっ…。」

衝撃に、思わず声がもれる。

ヒロくんが、大きな手が、私の口をふさいだ。

「声大きいよ…。」

と言いながら、ヒロくんは、余計に強く腰を振る。

ヒロくんの舌が、私の胸を刺激する。

「だって…。んっ…。」

わざと声を出させようとしてるとしか思えないよ。

「今度、ラブホでいっぱい叫ばせてあげるからね…。」

「うっ…。うん…っ。」

口をふさがれて、興奮していた。


その自分を、どこかで冷静に見ている自分がいた。

ダメかもって思って、体でつながって安心してるの?

馬鹿ね。景子。

そんなの、つながってるわけじゃない。

男の人の気持ちなんて、わからない…。






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