きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
頬をぷーっと膨らませて、アイスに夢中の蒼空くんの腕を掴む。


「そんなに、そのアイスおいしいの!?」


“あたしよりも?”


そう聞く前に、蒼空くんの唇がクイッと上に持ち上がった。


「ん……? あ……。
なんだ、莉子。
早く言えよ」


ぱっちりした二重の目が、蒼空くんがくすりと笑った瞬間、細くなる。
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