きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「悪いけど」


そんな言葉を、目の前の女の子と……それからあたしに視線を向けて、ピシャリと厳しく言い放った。


「病人の看病があるから、今日はもう帰ってくれるかな?」


それから、渡された本を机にドンッ! と乱暴に置いて、


「ほら、咲希、帰れ。
つか、おまえの口から、勉強なんて言葉、初めて聞いたし」





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