きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
先生はイスの背に寄りかかったまま、偉そうに腕組みをした。


「あの後、熱が下がってから、蒼空に聞いたけど。
俺が蒼空に言ったこと、全然間違ってなかったぞ?」


「……ぐっ」


先生の言葉に、思わずひるむあたし。


そんなあたしを涼しい顔で眺めながら、先生は面倒くさそうに口を開いた。


「だから、訂正の必要は、全くない。
むしろ、俺としては……。
蒼空の彼女が持木さん……ってところを、訂正したいから、好都合」


「……へ!?」
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