きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
蒼空くんのことを諦めるって決めてから……。
あたしは表面上、元通り、明るく元気に過ごした。
圭輔はあたしを心配して、蒼空くんの話題をしようとしてくれたけど……。
そのたびに、あたしはそれをはぐらかした。
蒼空くんのことは、きっと、最初から無理だったんだ。
だから、蒼空くんのことは、忘れよう、忘れよう、忘れよう。
こうして毎日、圭輔とふざけあってたら、好きなゲームやお笑い芸人、ドラマやマンガの話をしてたら……。
きっと、すぐに忘れられるに違いない。