きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
咲希ちゃんが言うように、本物の彼女は咲希ちゃんかもしれないし。


蒼空くんが会ってもくれないっていう事実が……。


そもそも、何よりの証拠だもん。


だから、あたし……。


「もう、いいよ……。
圭輔……」


あぐらをかいてミネラルウォーターを飲む圭輔に向かって、あたしは力ない笑いを向けた。


「励ましてくれて、ありがとう。
でも、あたし……。
蒼空くんのこと、諦めるよ」
< 456 / 527 >

この作品をシェア

pagetop