きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
平身低頭、蒼空くんに謝るあたし。


そんなあたしに一歩ずつ近づきながら、蒼空くんは言った。


「知ってるよ。
もともと、橋本さんから聞いてるから」


「……へ?」


「つか、コレ。
橋本さんが、オレに頼んだことだし」


そう言いながら蒼空くんは、近くの机にひょこっと座った。


「『莉子と、話してやってくれ。
うんと言ってくれるまで、俺は帰らない』
そう言って……。
橋本さん、玄関前に正座して、ずっと頭を下げ続けるんだもん」
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