月と星と陽
陽の疑い
◇
ルーナは以前より穏やかな表情をみせるようになった。
初めて会った頃は氷のように冷たい表情をしていて、風にさらわれそうな程儚いものだった。
けど…今は違う。
そばでルナリアの歌を心待ちにしていて、美味しそうにビスケットを食べる。
ソーダを初めて飲んだ、と言って目を丸くさせながらちびちびと飲む。
前のルーナじゃ決して見られなかった表情を、今じゃ見せるんだ。
相変わらずの乏しい表情だけど、前よりか全然ましだよ。
なぁ、ルーナ。
いま、何を思っている?
その細い体にしょい込みきれないような事を持っているんだろ?
大丈夫だから。
大丈夫だから教えてくれ。
いつか、きっとな。
いつか、みんなでしょい込んだら
うんと素敵な笑顔をみせて…
ルーナは以前より穏やかな表情をみせるようになった。
初めて会った頃は氷のように冷たい表情をしていて、風にさらわれそうな程儚いものだった。
けど…今は違う。
そばでルナリアの歌を心待ちにしていて、美味しそうにビスケットを食べる。
ソーダを初めて飲んだ、と言って目を丸くさせながらちびちびと飲む。
前のルーナじゃ決して見られなかった表情を、今じゃ見せるんだ。
相変わらずの乏しい表情だけど、前よりか全然ましだよ。
なぁ、ルーナ。
いま、何を思っている?
その細い体にしょい込みきれないような事を持っているんだろ?
大丈夫だから。
大丈夫だから教えてくれ。
いつか、きっとな。
いつか、みんなでしょい込んだら
うんと素敵な笑顔をみせて…