アイ
4.夢見た世界。
僕の日常はまた変化した。

僕は女子高生になった。

朝、彼女の起床とともに僕も目覚めた。

朝食はほとんど取らないまま、バタバタと準備をして出掛ける。

着替えをする時には、何故か律儀に彼女は僕のことをハンカチで覆い隠した。

見られているという気分になるのかもしれない。

見られないことを残念なような、安心したような気持ちになる。
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