シュールな悪魔に愛を
ルシファーの灰色の髪がふわりと揺れたかと思った瞬間、まわりの空気が渦を巻き、黒い影となったルシファーは洋書の中に吸い込まれた。

「私に会いたくば、本を開け…」
楓の頭の中で、ルシファーの声が響く。

レースのカーテンが僅かに揺れ、差し込む陽の光もキラキラと揺れた。
楓の部屋は、何ごとも無かったようにシン…と静まりかえっている。
数度、瞬きをして、ゆっくり視線を落とした先に見えるのは、楓の膝の上にある黒皮の本…

夢でも幻でもない、魔王ルシファーとの超現実的な生活が始まったのだった。



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