甘いのは苦手です。
行くあてなどないままに出歩いたのはいいけど…

二人して意味不明な多分、料理の話だと思う。
私からしたら呪文を唱え合ってるしか聞こえない。

私は何故にここにいるのだ。

それだけが頭の中で何回も思い浮かぶ。

「ユズ、学校」

「は?」

よくわからんままに二人の後を着いていけば葵依が口に出していた学校に着いた。

「………ここは?」

「俺らの学校だよ」




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