イケメン御曹司の秘密の誘惑
「……不倫…?」
彼が驚いたように反応する。
……?
……自覚が…ないのかしら。
結婚したあなたとこの関係を続ける事は不倫だわ。
私には……出来ない。
「…くそっ…」
彼が呟いて私から顔と身体を離した。
「…もう、いい。
好きにしろ。俺も君を……
忘れる」
………ズキッ……。
心を何かに潰されたような痛みが走る。
彼はそのまま、クルリと向きを変えると何も言わずに歩き去る。
「…………」