イケメン御曹司の秘密の誘惑

潤は訳が分からない、と言うような顔をして九条社長を見ている。


「…実は…あのデータを武島電気開発から奪うように仕向けたのは……
冴子なんですよ」

「……え?」


「あの子は…以前、どこかでお見かけしたあなたを大層気に入りましてね…、見合い話が舞い込むように……
仕向けたんですよ」


「な…」

潤は九条社長の話を唖然としながら聞いていた。

私は…彼女からあらかじめ全てを聞かされていたので黙ったまま俯いていた。






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