イケメン御曹司の秘密の誘惑
――――「比奈子ちゃん、
今夜、空いてる?」
優しく微笑みながら、紳士的に誘ってくれる尾畑さん。
潤にはそうされた事なんかなかった。
『今日、七時、プリメーラホテル、
1013号室』
……短いメールが一通、届くだけ。
「空いてます。何?食事?」
彼はふふっと笑って答える。
「うん。実はね、ナイトミニクルーズのディナー券をやっと手に入れたんだよ。
比奈子ちゃんと楽しみたくてね」
「ええ!本当に?
嬉しいわ。一度乗ってみたかったの」