イケメン御曹司の秘密の誘惑

『武島副社長、お集まりの皆様に一言ご挨拶を……』

「…え…」


見渡すと会場中の人が俺に注目している。

『…よろしいですか?
……皆様、主役は少し緊張なさっているようですね』

司会の男がうまく場を取り繕う。

俺は失笑で微かにざわめく場内に目を向けながら立ち上がった。

「…えっと、すみません。
今、ご指摘頂いた通りでございます。
失礼致しました。

今日の日をこうして沢山の皆様に祝っていただける事を……」




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