美しいあの人
テレビ番組のゲストコメンテーターは一度試しにさせてみたら案外に評判が良かったのと、
祐治本人も楽しそうだったということ、
また旬の時期だからか思いのほかギャランティも良く、
これは続けようということになった。

エッセイに関しては、松井さんからも打診されてあたしが試みに書いてみたのだが、
やはり小説とは違うということ、
祐治が出来た原稿を見た時に
「あまり出来が良くない、私はエッセイに向いていません」
と判断したことで
「西条祐治は小説は書いてもエッセイは書かない」
というポリシーを打ち立てることにした。
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