Nocturne



やっぱり、皇のお父様だ。

…この優しさは、皇と似てるもの…。


だからイヤなんだよ…。
…恨む事が出来なくなるから…。


皇。
皇。

逢いたいよ…。
逢いたくて、逢いたくて、堪らないよ…。


こんな気持ちになろうとも、
あなたは私とは違う別の地に居るんだから、無理に決まってるのに…。

分かっているけれど。
……わがままだと思われてもいい。

帰ってきてよ…。
私の元に…。

傍に居てよ。
…何もいらないから。



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