キスの後は・・・
「違うよ。俺は前から君のこともっと知りたいって思ってたから」


武の言葉に、南は赤くなった。


誰かの言葉に、初めてドキッさせられた。


「―――今日、泊っていけば?」


今度は武がドキッとした。


「えっ、いいの?」


南はニヤリと笑って、


「体の相性、気になるでしょ?」


「えっ、それは・・・気になるけど」


武はどぎまぎしている。


そんな武を見て不覚にも可愛いと思ってしまった。


気付いた時には、自分から武にキスしていた。


「先のことはわかんないけど、あたしたち結構うまくいくかもね」


午後11時。


―――二人の夜はまだ始まったばかり。





おわり
 
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