キスの後は・・・
「ふーん」


と、武は空になった缶をテーブルに置いた。「じゃあさ、俺とつきあってよ」


「いいよ」


即答されて、武の方が驚いた。


まじまじと南を見て、


「いいの?」


「何よ、そっちが言ったんでしょ」


「そうだけど・・・まさかオッケーしてもらえるなんて思わなかったから」


「断ればよかった?」


「それは嫌だ」


南は笑って、


「そっちこそ、気まぐれで言ったんじゃないの?」



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