キスの後は・・・
南はそんな武を見て不憫に思ったのか、


「まあ、そんな女ばかりじゃないから元気だしなよ。それに、あんたみたいな人がタイプって子、結構いると思うよ」


そう言ってポンと肩を叩いた。


「―――君は?」


「え?」


「君は俺みたいな男、どう思う?」


武の問いに、南は少し考えて、


「まあ、嫌いじゃないけどね」


と答えた。「じゃあ、あたしそろそろ帰ろうかな」


会計を終えると、南は武に手を振って店を出た。



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