俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
男たちがゆっくりと蒼との距離を縮める――
蒼は、すぐ後ろにいる啓太をちらりと見た。
「こっちだ!」
できるだけその場から離れようと、蒼はふわりと浮かんだ。
(できるだけ遠くに……誰にも迷惑かけないように。特にけーくんには……)
空高く飛び上がった蒼だが、男たちの早さも尋常ではない。
すぐに手が届きそうな距離にまで迫っていた。
「お前らは竜巻に合って目でも回してなさいっ」