俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
あまりの迫力に、美津子は首を縦に振るしかない。
千鶴は「よし」と納得すると、今度はリョウに視線を移す。
「私、男なんて信用しないにゃ」
数々の男に言い寄られてきた千鶴は、怪しすぎる男、リョウのことを睨みつける。
「それに…あんたでしょ…あおを変な風にしちゃったの。次はみっつんってワケ? そうはいかないにゃ!」
「あお?」
「しらばっくれるんじゃにゃい! 私はごまかされないにゃ!」
「……お手柔らかにね」