俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
「超歌うまいじゃん。顔だっていいしスタイルもいいし」

「でもさあ、歌詞覚えらんにゃいから歌手は無理だにゃあ」

「それもそっか!」


三人が爆笑して、それから通りの十字路で足を止めた。


「ちづ、これからサトルっちたちと合流するんだけど来ない?」

「…あにゃ…私はもう帰る」

「ええーっ…ちづを絶対連れてこいって男子に言われてるんだけどお」

「ごめんにゃ…もう夕飯の時間だし、ごめんにゃ」


ギャル二人が日焼けした肩をがくっと落とした。



「ちづってば、変わってるよねえ」




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