僕の心

安心と絶望

人は安心することを求める
誰も不安なんて求めちゃいない

でも
安心があれば不安がついてくる
時に絶望という感覚を
僕らに突き付けてくる

安心した後の絶望は
とても大きなダメージを与える
まるで
高いところから落とされる感覚

嘘で僕を安心させ
結局事実で僕を落とす
そんな見え透いた手には
引っ掛かってやんないけど

僕は嘘をつく
別に安心させるものでも
絶望に導くものでもない
僕のつく嘘は
無意味なもの

君の嘘は
僕を絶望に導くための布石
安心させて油断させ
最後に高層ビルの上から
事実という名の衝撃で
最上階から突き落とすための

それを知っている僕は
君の言葉で安心したりしない
僕はただ地面に突っ立ってる
衝撃があっても
全く痛くないように

安心の後の絶望ほど
嫌なものは無いと
知っているから
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