僕の心

陰口

本人がいないと
平気でその人の悪口を言う人
その人は笑いながら
さも当然のように話している

色んな人に
たくさんの人に
本人にだけ分からないように
そうやって話している
嘲笑うかのように

なのに
自身が言われるのを
恐れている
おかしいよね
言われることを恐れるなんて
同じことをされることを
嫌がるなんて

ホントは
その人の陰口は
自身の評価を落としていた
陰口をたくさんの人に言った
そのために本人にすら伝わった

嘲笑っていた
ホントは嘲笑われていた
ただ気づかなかっただけ
陰口を言うことに気を取られ
どのように見られているか
それすら考えていなかった

まさか
こんなことになるとは
想像もしていなかっただろう
出来なかっただろう
調子に乗りすぎて
自身の首を絞めている
そのことにも気付かなかった

傍観していた僕には
その様子は
とても可笑しな光景だった
何故一歩引いて見れないのか

ねぇ
原因は君自身の行動だよ?
僕を睨んでもダメだよ
僕は何もしていない
ただ
君が勝手に自爆していっただけ

僕は君の
僕自身への陰口の数を知ってる
だって教えてくれる
聞いている人たちが
うわべだけの人を
見抜けず陰口を言った
君の負けなんだよ
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