嘘とメールと夏休み
『もう、どうだっていいや』

抹茶アイス Hayato's said



その日、彼女が来たのはとても暑い昼過ぎだった。
長い綺麗な髪をひとつに束ねたとき、胸がどきんと鳴ったのがわかった。


やべえ、俺単純。


「今日は、遅く来ちゃったから、その分長引かせる?」
「あ、うん。どっちでもいいけど」


心臓がばくばくうるさい。俺、死にそうかも。










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