恋とギター
ううん、気になって
いるのは確かだけど

好きじゃない。

だって自分を
好きって言って
くれる子を利用
してる人だよ?

まだ会って2回目。
好きになる理由も
探しても特に
見当たらなかった。


その後はみんな
それぞれ用事が
あるらしいから
身支度を済まして
あやの家を出た。

「誠二くん、
宿題ありがとうね。
すっごく助かった!」

「おれ、頭良いから
楽勝だったし」

「お前さ・・・俺に
めっちゃ答え聞いて
きたくせに・・・笑」

笑いながら途中まで
3人で一緒に帰った。

ヒロノリくんは
あやに話があるからと
あやの家に残っていた。

あやの家からわたしの
家は近いからすぐに着いた。

「じゃあ2人とも課題
ありがとう!
しかも家まで送って
もらって・・・。またね!」

そう言って
わたしは2人に手を振った。



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