恋とギター

「ヒロノリもうちのこと
好きだって言って
くれたんだあ…」

「えっおめで…

「でも!!!」

あやはわたしの
手をつかんだ。

「でもね…ヒロノリ、
彼女いるんだって…
うち、知らなくて」

あやの震える
小さな声は、
泣きそうに
なるのをこらえて
いるのが分かった。

「あや…」

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