a loved video
レストラン&遊園地

拓郎からの電話

突然、洋平に電話がかかってきた。




洋平はビデオを見ている間、ずっと唯の体をなでていた。




髪や耳、頬や太ももを優しくさすっていた。




時々、耳を噛んだり、頬にキスをしたりしていた。




とても気分が良かっただけに、電話がうっとうしかった。




「あ、電話だ、ごめん」




そう言って、いったんテレビのボリュームを落とし、洋平は電話に出た。
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