異世界転入生
「夕飯できたわよ~」

ルイの呼び声で2人はテーブルに座る
テーブルの上には、向こうの世界と変わらない食事が並ぶ
今の異常状態にさらされているユウからしてみれば、とても落ち着く時間だ
夕食を終えると、歯を磨き自室に戻る
自室に入ると、今日何度目だろうか…ベッドにダイブする

「はぁ~~…何か…色々あったなぁ~」

今日一日、かなりの密度だったと思う
朝起きたら世界が違っていて、魔法を使う事になった
しかもこの世界に来たばかりだというのに、大雨に遭遇
そして、有り得ないお風呂…などなど、本当に色々と…

「この雨…明日もずっと続いたらどうなるんだろう…
シールドが張ってあるから大丈夫だろうけど…」

ボーッとしていると、大雨の音が聞こえてくる
音は弱まっていないので、きっとまだ壁のように雨が降っているのだろう

「明日…一体どうなってるのかな…」

今まで経験の無いような大雨、どうなっているのか分からない地面
この2つでどんな事が起こるか、ユウには全然分からなかった
明日の景色を思い描きながら、眠りについた
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