運命のヒト
ふたりが付き合い始めたのは、たしか四カ月ほど前。
あたしから見たマホちゃんは、いつも大我とうまくいってそうだったから、もう終わったなんて全然知らなかった……。
「ねぇ、なんで別れたの?」
つい立ち入ったことを聞いてしまった、とすぐに気づいてあたしは口をつぐむ。
すると、大我はうつむいていた顔をおもむろに上げた。
真正面から目が合った。
突き刺さりそうなほど、まっすぐな瞳。
なのに言葉は何もなく、あたしはそんな大我をキョトンとして見つめ返す。
――数秒の沈黙のあと、ゆっくりと彼の唇が動いた。