運命のヒト
* * *
家に着いたあたしは、いつもシロと座っている茶色いラグマットに寝ころんだ。
ひとりぼっちのリビングは広い。そして静かだ。
短期間でいろんなことが一気に起きて、パンクしそうだった。
さっきの大我の言葉。
あの、意味。
もしかしたら大我は……。
そこまで考えて、あたしは自分にストップをかけた。
何もかもをさらけ出しても付き合えた、子ども時代とはもう違う。
築いてきた関係を守るためなら、気づかないふりをする器用さを、大人になったあたしは身につけていた。