運命のヒト

「もう少し寝てろ。
今日は雪だ、すごく冷える」


窓の外を白い粉雪が舞っていた。

肩まで毛布をかけてもらい、わたしはそっと目を閉じた。



次に目覚めたときは深夜で、すでに日付が変わっていた。

25歳になったわたしが最初に見たのは、彼の寝顔だった。


ベッドに突っ伏した状態で、床に座ったまま眠っている。

きっと、看病をしてくれてるうちに寝入ってしまったんだろう。

< 402 / 415 >

この作品をシェア

pagetop