運命のヒト

あぁ、やっぱりシロは不思議な人。


出逢ったばかりなのに、あたしの心を揺さぶる。

出逢ったばかりなのに、前から知っていたような気持ちになる。


自分でも知らなかった、心の奥のやわらかい部分に

すぅっとシロが飛びこんできたような。



「あたしも……。その台詞、すごく好き」

「じゃあ、これに決定」


そう言ってシロはDVDをデッキに入れた。


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