桜、雪、あなた
「結婚したーい!」
「「わーかーるー」」
「寿退社したいー!」
「あたしデキ婚でもいいやぁー」
「つーかダンナいらんから子供がほしいー!」
「「それわかるー!!」」
ーそんなあたしは
独身の子たちと集まればいつも同じ会話の繰り返し。
「ミオ、次合コンあるから行こ!」
「まじっ?!行くー!」
…遊んで、笑って
「あたしも男作らなきゃねー」
なんて
言いながら、
友達がセッティングしてくれた合コンで
「ミオちゃんまじでかわいいね」
「本当ー?ありがとー」
「おれすげータイプなんだけど」
「嘘ー嬉しいな」
「ね、ね、ね、今度ふたりで遊ぼうよ!」
「うん、遊ぼうねー!」
知り合った男の子と
何度か流れで付き合おうとした事もあったけれど、
「あ、もしもし?うん、ごめんね今日疲れちゃって…」
でも
やっぱり
無理で。
「ミオちゃん実は結婚してるとか?」
「まっ!まさかー!戸籍まっさらキレイですよー!」
「まじで?」
「本当に!じゃないと出会い求めて来ないですよー!」
「あーしたら、さぁ…次ふたりで会わね?」
「あ…うん、そうだねっ!」
ヨウスケくんに似た人や、似てない人。
探して見つけて
いいかな
って
思っても
その先を踏み込む事がどうしてもできなくて。
結局いつも空回りをするだけで
ため息と一緒に虚しさを吐き出す日々。