桜、雪、あなた



そんなある日の休憩中。



「でもさぁ、そう言うけどさぁー。逆にあんたはヨウスケくんの事、意識してるんじゃないのー?」



偶然一緒になった喫煙室でミキちゃんに
突然 そんな事を言われた。



「…はいっっ?? あたし?」

「うん」

「何を言い出すかと思ったら…。意味わかんないんですけどー」

「いやいや!そのままの意味ですけどー。…で?違うの?」

「いや、違うも何も…」



だからミキちゃん。
何度も言ってるじゃんか

ヨウスケくんには彼女さんがいるって。

なのにどうしてあたしが?

ヨウスケくんを?
意識してるって?



「だってミオ、ヨウスケくんと話す時可愛い“オンナノコ”になってるんだもん」

「………はいっ?」

「しかもミオ自身気付いてないでしょ」

「うっ、嘘だぁ!何でそう見えるのっ?!」


ん?

あれ?あたし今
動揺した?

何か変に声が上擦っちゃったんだけど。



「やー。ぶりっことかじゃなくて、何か…異性を意識してますー 的な?」

「ないないっ!」



何でだ?



「またぁ。」

「絶対ない!」



や、気のせいか。



「いや、ずっとそう見えてたから付き合えば?って言ってたじゃん!」

「違うって!…あ、わかった。どうせあれじゃない?」



はぁ-。ミキちゃんあたしイジるの好きだからなぁ。



「何さ。」

「あたしたちがふっついたらおもしろいと思ってわざと言ってるんでしょ!そうだ!! 絶対そうだー!」



うん、それ以外ないでしょ!



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