桜、雪、あなた



そ・れ・か・ら 。





「あ、店長ー!事業部からお電話です」

「え、まじっ?!待ってご飯終わってからって言っといてー」

「あー…はい、でも何かお急ぎみたいで…」

「う〜っ…!まじすか?!ちょ、電話貸して」

「はい」

「…はいっお電話代わりましたぁっ!」





移動の答えを出してからのあたしの毎日はまさに、

“仕事一色”

と、
なった。

早出 残業は当たり前。

新しい店長への引き継ぎ作業、
新店舗のオープン準備



ため息を吐く暇すらない程
毎日仕事に追われる日々



ヘトヘトで寝るためだけに帰る家と職場の往復。





「あー…疲れたぁー」

「店長大丈夫ですかー?」

「うーん大丈夫ー…」

「顔がすごい疲れてますもん!無理しないで下さいね!!」

「あはは〜ありがと〜」





心配してくれる下の子達に心配をかけないように笑って見せても

それでも
まだまだ片付けなきゃいけない仕事がどっさりとあって

(うぇ。)

…考えるだけでもしょーじき具合が悪くなる。



本当にいつになれば片付くのかわからない仕事の山を目の前に

あたしいつかこのままじゃ死ぬかもね〜

と、
縁起でもない事を思ってみたりして。



< 136 / 198 >

この作品をシェア

pagetop