桜、雪、あなた



ヨウスケくんの手の動きが止まった。





「………」










ヨウスケくん

あたし、

あなたの事が










「すきなの」










ーねぇ、
ヨウスケくんは

今彼女いるの

前に告白された子と付き合っているの

…まだ



前の彼女さんを忘れられないでいるの





「…っつ…」





だけど
あたしは知ってるよ

前の彼女さんをずっと忘れられずに
苦しんでいた事知ってるよ

だいすきで仕方ないんだよね





「…ミオ、ちゃん……」





ーきっと
この先あたしがどんなに頑張っても

あなたはあたしに振り向かない

振り向いてなんてくれない


好きになってくれるわけなんてない





「……っつ…」





わかってるの。

どうする事もできないの。



こんな事
あたしが言ったところで何も変わらない

何もできない



また困らせちゃう事も
迷惑かけちゃう事も



全部わかってるの

最初からわかってたの。

…だけど、
わかっているのに

それでも 自分でもどうすればいいのかわからない程










「…だいすき…なの」





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