あなた色に染まりたい
そう言って今度はあたしが両手で蓮の両頬を挟むように包み込む。



「ずっとずっと……永遠にあたしの心は蓮のもの。

蓮だけを、ずっと愛してる……永遠に愛し続けるよ」



あたしのこの言葉に大きく瞳を見開いた蓮は、ほっと息をつきながら頬を緩めた。



前にも言っていたように、蓮はきっと先を歩くあたしに追い付けない自分が凄く嫌なんだと思う。


あたしは社会に出て働いているのに、いまだに学生をやっている自分。


早く追い付いて対等になりたい。


その気持ちが大きすぎて、きっと先を急ごうとしてしまうんだ。


その気持ちはわからないでもない。


それでも何年経っても何十年経ってもこの気持ちは変わらないと言い切れる。


だから急ぐ必要はない。


今は今で蓮と過ごす時間を大切にしていればいい。
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