あなた色に染まりたい
蓮とここに座ってから、あたしの目線はずっと時計の針。
あ……
「蓮、ハッピーバースデー。」
ずっと日付が変わる瞬間を待っていた。
「あ、日付が変わったんだ?紗羽さん、ありがとう。」
そして……
あたしの右側に座っている蓮の左肩に両手を乗せ、少し体重をかけながら体を浮かせて……
頬にチュッとキスをした。
「さ、さわさん!?」
蓮の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「あはは……蓮の顔、凄く真っ赤だ。」
「不意打ちはずりぃー。」
なんて言いながら、ちょっぴり照れている蓮が、凄くかわいい。
「ふふ……」
思わず笑みがこぼれた。
蓮の頬の熱がひいてきた頃、蓮はあたしの首の後ろに腕を回して肩を抱いた。
「紗羽さん、眠くねぇの?」
「ん……凄く眠い。」
ホントはもうまぶたが落ちそうで、限界だった。
「じゃあ寝る?」
「……」
「紗羽さん?」
でも――…
「だって、寝るって言ったら、蓮は帰っちゃうんでしょ?」
「なっ……」
慌てたように声を出した蓮は、また頬を真っ赤に染めた。
あ……
「蓮、ハッピーバースデー。」
ずっと日付が変わる瞬間を待っていた。
「あ、日付が変わったんだ?紗羽さん、ありがとう。」
そして……
あたしの右側に座っている蓮の左肩に両手を乗せ、少し体重をかけながら体を浮かせて……
頬にチュッとキスをした。
「さ、さわさん!?」
蓮の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「あはは……蓮の顔、凄く真っ赤だ。」
「不意打ちはずりぃー。」
なんて言いながら、ちょっぴり照れている蓮が、凄くかわいい。
「ふふ……」
思わず笑みがこぼれた。
蓮の頬の熱がひいてきた頃、蓮はあたしの首の後ろに腕を回して肩を抱いた。
「紗羽さん、眠くねぇの?」
「ん……凄く眠い。」
ホントはもうまぶたが落ちそうで、限界だった。
「じゃあ寝る?」
「……」
「紗羽さん?」
でも――…
「だって、寝るって言ったら、蓮は帰っちゃうんでしょ?」
「なっ……」
慌てたように声を出した蓮は、また頬を真っ赤に染めた。