奇跡みたいな奇跡
「本当に乃ノ香が好きだ・・・
乃ノ香を全部俺のものにしたいって
初めて思った
だから、聡哉って奴と2人だけで
話してるときどうかなりそうだった」

「てっちゃん・・・痛いっ」

てっちゃんにものすごい力で
私を包み込んだ

「てっ・・・ん」

てっちゃんの唇が私の唇と
重なり合う

「んんっ・・・はぁ、ふぁ」

息が出来なくて
やっと息ができると思ったら
またてっちゃんが重ねてきて・・・

てっちゃんの舌がはいってくるっ
それに逃げようとすると
てっちゃんが追いかけてくる

「ハァハァ」

やっと終わったキスに
私は荒々しく息を吐く

なのに・・・
てっちゃんはまだ余裕みたい

「こんなキス・・・初めてで・・・」

そう、私はまだたっちゃんとも
キスをしたことない
せめて手を繋いだだけで
私はどうしていいか分からなかった

「んじゃ、俺が慣れさせるから」

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