涙ましゅまろ





理科室についた。

「あれ?高柳さんは入らないの?」

「『他人』が一緒に遅れてきたらおかしいだろ?」

「…そだね。」


ぱたぱた

そう言って高柳さんはどっかに行っちゃった。

私達はなんで『他人』なんだろう。

なにか理由があったはずだけど、

思い出せないって事は大した理由じゃなかったんだ



ガラガラ



理科室に入る。


「あら、高峰さん。」


「遅れてすみません。」


「大丈夫よ、次から気をつけてね。」


「はい。」


「あ、高柳さんを知らない?」


「…具合が悪いそうで、保健室に行くみたいです。」


「えーっ!」


クラス(の主に女子)から不満の声がでる。




なんでだかわからないけど

久しぶりに

蓮っていいたくなった。
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