羽田くんとうさ子の関係。
「何がすごいんですか?」
「絶対誰にも言うなよ?」
「はい!」
元気良く返事をすると、羽田くんはニヤニヤしながらあたしに近づいて来た。
「実はな」
「ツ…」
羽田くんはあたしの耳元で話し出す。
「ちょっと、羽田くん近い」
胸のドキドキがハンパない。
「あ、悪ぃ。内緒話だからつい」
そう謝りつつも、顔と顔が近いあたしたちの距離。
「えっと…それで何ですか?」
近すぎて羽田くんの顔見れないよ…。
あたしは顔を下に向ける。
「あ、話忘れてた。それがな、佐伯彼女がいたんだ」
「え、彼女いたんですか?」
「うさ子も知らなかっただろ?あいついたらしいぞ」
「へー…あたしたちが知ってる人なんですか?」
未だあたしの視線は事務所の床。