羽田くんとうさ子の関係。



「正解は男の子がドキドキするバレンタインデーでした!」



羽田くんの問題は思っていた通りの答えだった。



「そうでしたか」



「反応薄っ!?うさ子、つまんねーぞ!」



「はいはい…」


ゴミ集めに行こうかな…。



「うさ子!俺にチョコ。用意しとけよ?」



やっぱり…。

この人は予想していた言葉を言ってきた。



「うーさ子!本命チョコ待ってるからな♪」



「…あたしの本命は店長です」



「クッ…後で店長狩りしてやる」



できないことをまた言って…。




「…ゴミ集めに行ってきまーす」



「えー!うさ子、俺の相手しろよー」



嘘泣きする羽田くんを置いて外に出た。



「…ハァ」


あたしバカだ…。

羽田くんにとって冗談の言葉だったのに…。




ただチョコが食べたいだけの催促。


意識なんて全くない言葉。

なのに胸はドキドキする。



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