羽田くんとうさ子の関係。
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルッ『はい』
「……」
『もしもし?宇佐美?』
「……亮平」
『何だよ、悪ぃけど今日もバイトで疲れてて長電話したくないんだけど』
「……ッ」
昼間に聞いたあの子に言うような優しい声とは違って低くく、不機嫌そうな声。
「ねぇ、亮平」
『なに』
「あたしって亮平のなに?」
『は?』
「あたしは亮平にとってどこの位置?」
『なんだよ、いきなり」
「あたし、小さい頃からずっと亮平の1番になりたかった。
亮平の隣で特別な存在になってみたかった…」
『う、宇佐美?』