恋の魔法と甘い罠
そして唇にあたたかなものが触れたと同時に目を閉じる。



ど、どうしよう!


あたし、和泉さんとキスしてるっ!



嬉しさと戸惑いの狭間で、どうしていいのかわからなくてそのままされるがままになっていると、角度を変えながら唇を挟むように食んでくる。


それが心地よくて、手持ちぶさたになっていた手を和泉さんの背中に回して、その場所の浴衣をぎゅっと握った。


そしたら、腰に回っている和泉さんの手にも力が入り、やさしかったキスが少しずつ荒々しいものに変わっていく。


舌先で唇をつーっと撫でたあと、それをぐっと押し付けるように咥内に侵入してきた。


そのまま歯列をなぞり、探し出した舌を強引に絡めてくる。
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